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鬱と三つの「あ」
前川清 『涙』
中島みゆきのカバー曲。みゆきとは違った雰囲気もなかなかよい。聴き比べもどうぞ。
中島みゆき 涙 -Made in tears-
介護慣れ?
最初に比べて、肉体的、精神的にかなり楽になった。特に精神的な部分で楽になったのは大変ありがたい。
リーダーからも夜勤前に「とにかくコールがあちこちなっても慌てなければやれるから大丈夫」と言われ、自分自身落ち着いて行動する様に心掛けた。その事で精神的にも余裕が出て来たのだろう。もちろん、慣れて来た頃に気をつけなければミスをおかしてしまうだろう。その事は特に気をつけている。慣れた頃がヤバイ。
夜勤は大変だろうと思うだろうが、利用者さんの行動パターンさえ判る様になれば、トイレの誘導や薬の服用等をどのタイミングで行えば良いか判るので、夜勤の時間の使い方も上手くなる。
夜勤の前には充分睡眠も摂るので、眠気も大丈夫だ。ただ、仮眠の時間はあるが、緊張感もまだまだあるので寝ることは出来ない。ベッドで横になるだけだ。慣れれば、仮眠の時間にシャワーを浴びる事も出来るだろうが、今は無理だ。
全体的に夜間は、利用者さんは不安になる様だ。寂しくて不安で寝られないという方が多い。眠前薬も鬱の薬を服用している方も多い。昼間は凄く元気なおばあちゃんでも、夜になると毎晩泣かれる方もいる。ご主人が先に亡くなり、自分一人で寂しいと言われる。聞くのも辛いが、聞いて差し上げる事で少し気持ちが楽になる様だ。毎晩同じ話をするが、じっくり聞いている。
介護はまだまだ学ぶものがある。今は何とか頑張ろうと思い始めた時だ。
鬱と三つの「あ」
鬱が治る薬の言葉が浮かんだ。もしかしたら、既に誰かが使っているかも知れないが、取り敢えずパッと頭にひらめいた言葉だ。
焦らない!後戻りしない!諦めない!
どうだろうか?私が鬱を克服出来たのは、投薬治療だという考えだが、鬱仲間のブログを拝見し、この三つの言葉に縛られているのではないかと思った。
私自身がまさに「三つのあ」の中をしばらくさまよっていた。仕事が思う様に出来なくなって焦り始めた。そして、鬱になると自分の過去のせいにする。会社のせいに、上司のせいに。鬱になったきっかけは、過去の出来事に間違いないのだが、いつまでもその考えから抜け出さないと回復しない。
そして、鬱が何年も続くと「もう治らない」と諦めてしまう。自分自身で気持ちをますます落ち込ませてしまう。ありきたりの言葉だが、負のサイクルから抜け出せなくなる。
多少と言うか、かなり上から目線の言い方になるが、「三つのあ」は鬱から抜け出せる言葉だと思って、治して頂ければ幸だ。
欝患者は仕事が良く出来る?
鬱病患者が急増する中、医療機関などで復職支援(リワーク)のプログラムが広がっている。厚生労働省の調査では、鬱病などを含む気分障害の患者は推計で、平成8年は43・3万人だったのが20年には104・1万人と、12年間で2・4倍。鬱病は、いったん復職しても再休職する例も多く、再発予防が大きな課題となっている。
メディカルケア虎ノ門(東京都港区、五十嵐良雄院長)は17年、復職支援専門のリハビリテーション施設を国内で初めて開設した。昨年12月末までで、597人が復職支援プログラムを終了し、585人が復職。復職者の再休職率は半年で6割といわれているが、終了者の就労継続率(推計値)は1年後で81・5%、2年後は70・1%だという。
リワークプログラム(デイケア)は週2日(半日と1日)から始まる。自分の病気を理解し、集団生活に慣れるのが目的だ。会社生活と同じように午前8時半に始まり、週5日安定して通えるようになると、企業と復職について相談。早い人で6カ月程度だという。保健師など専門スタッフのもと、仕事で想定されるチームを組んで作業に取り組むなど、復職後に想定される事態に対応できる力を身に付ける。福島南事務長は「同じ病気の仲間がいることで、復職へのモチベーションも保てる」と話す。
これまで、鬱病の治療は薬物と休養が中心だった。だが、五十嵐院長は「薬物と休養だけでは不十分」と指摘する。診察程度の短い時間なら、患者が調子がいいように振る舞うことが可能だからだ。だが、同院では1日6時間のプログラムでの様子を観察するため、「プログラムは治療の一環。長時間接すると、回復状態がより正確に分かり、治療にも生かせる」と説明する。
仕事を辞めた鬱病患者の支援も始まっている。再就職支援に特化した施設「ハビトゥス市ケ谷」(新宿区)はグループワークを行い、患者同士が悩みや目標を共有し、再就職を目指す。求職中の鬱病の患者は、病気を隠して就職活動を行うケースがほとんどのため、就職しても周囲の配慮が得られず、再発しやすいという問題がある。
施設を経営するリヴァの伊藤崇社長(34)は「鬱病の人はまじめで能力が高い人が多く、復職や就職できないのはもったいない。今後は、病気を開示しても就職できる企業が広がるように活動していきたい」と話している。
私が職場復帰を目指したやり方もこれに似ている。私の場合は、国が行なっている「職業基金訓練」に通学した事だ。半年間、朝から夕方まで週5日学校での授業があり、週5日だったので、仕事を始められるかどうかをこの学校通学出来るかどうかで判断しようと思った。最終的には、半年間無事に通学出来、資格も取れたので、職場復帰出来るという自信がついたので、就職できた。
欝が改善した時に必ず悩むのが「本当に働けるかどうか」だろう。不安であれば、こうした基金訓練を受講したり、短期のアルバイト等で、心身共に慣れさせていくのがよいと思う。「自分はもうだめだ」と諦めないことだろう。あなたを必要としている場所は必ずあるはずだ。
中島みゆきのカバー曲。みゆきとは違った雰囲気もなかなかよい。聴き比べもどうぞ。
中島みゆき 涙 -Made in tears-
介護慣れ?
最初に比べて、肉体的、精神的にかなり楽になった。特に精神的な部分で楽になったのは大変ありがたい。
リーダーからも夜勤前に「とにかくコールがあちこちなっても慌てなければやれるから大丈夫」と言われ、自分自身落ち着いて行動する様に心掛けた。その事で精神的にも余裕が出て来たのだろう。もちろん、慣れて来た頃に気をつけなければミスをおかしてしまうだろう。その事は特に気をつけている。慣れた頃がヤバイ。
夜勤は大変だろうと思うだろうが、利用者さんの行動パターンさえ判る様になれば、トイレの誘導や薬の服用等をどのタイミングで行えば良いか判るので、夜勤の時間の使い方も上手くなる。
夜勤の前には充分睡眠も摂るので、眠気も大丈夫だ。ただ、仮眠の時間はあるが、緊張感もまだまだあるので寝ることは出来ない。ベッドで横になるだけだ。慣れれば、仮眠の時間にシャワーを浴びる事も出来るだろうが、今は無理だ。
全体的に夜間は、利用者さんは不安になる様だ。寂しくて不安で寝られないという方が多い。眠前薬も鬱の薬を服用している方も多い。昼間は凄く元気なおばあちゃんでも、夜になると毎晩泣かれる方もいる。ご主人が先に亡くなり、自分一人で寂しいと言われる。聞くのも辛いが、聞いて差し上げる事で少し気持ちが楽になる様だ。毎晩同じ話をするが、じっくり聞いている。
介護はまだまだ学ぶものがある。今は何とか頑張ろうと思い始めた時だ。
鬱と三つの「あ」
鬱が治る薬の言葉が浮かんだ。もしかしたら、既に誰かが使っているかも知れないが、取り敢えずパッと頭にひらめいた言葉だ。
焦らない!後戻りしない!諦めない!
どうだろうか?私が鬱を克服出来たのは、投薬治療だという考えだが、鬱仲間のブログを拝見し、この三つの言葉に縛られているのではないかと思った。
私自身がまさに「三つのあ」の中をしばらくさまよっていた。仕事が思う様に出来なくなって焦り始めた。そして、鬱になると自分の過去のせいにする。会社のせいに、上司のせいに。鬱になったきっかけは、過去の出来事に間違いないのだが、いつまでもその考えから抜け出さないと回復しない。
そして、鬱が何年も続くと「もう治らない」と諦めてしまう。自分自身で気持ちをますます落ち込ませてしまう。ありきたりの言葉だが、負のサイクルから抜け出せなくなる。
多少と言うか、かなり上から目線の言い方になるが、「三つのあ」は鬱から抜け出せる言葉だと思って、治して頂ければ幸だ。
欝患者は仕事が良く出来る?
鬱病患者が急増する中、医療機関などで復職支援(リワーク)のプログラムが広がっている。厚生労働省の調査では、鬱病などを含む気分障害の患者は推計で、平成8年は43・3万人だったのが20年には104・1万人と、12年間で2・4倍。鬱病は、いったん復職しても再休職する例も多く、再発予防が大きな課題となっている。
メディカルケア虎ノ門(東京都港区、五十嵐良雄院長)は17年、復職支援専門のリハビリテーション施設を国内で初めて開設した。昨年12月末までで、597人が復職支援プログラムを終了し、585人が復職。復職者の再休職率は半年で6割といわれているが、終了者の就労継続率(推計値)は1年後で81・5%、2年後は70・1%だという。
リワークプログラム(デイケア)は週2日(半日と1日)から始まる。自分の病気を理解し、集団生活に慣れるのが目的だ。会社生活と同じように午前8時半に始まり、週5日安定して通えるようになると、企業と復職について相談。早い人で6カ月程度だという。保健師など専門スタッフのもと、仕事で想定されるチームを組んで作業に取り組むなど、復職後に想定される事態に対応できる力を身に付ける。福島南事務長は「同じ病気の仲間がいることで、復職へのモチベーションも保てる」と話す。
これまで、鬱病の治療は薬物と休養が中心だった。だが、五十嵐院長は「薬物と休養だけでは不十分」と指摘する。診察程度の短い時間なら、患者が調子がいいように振る舞うことが可能だからだ。だが、同院では1日6時間のプログラムでの様子を観察するため、「プログラムは治療の一環。長時間接すると、回復状態がより正確に分かり、治療にも生かせる」と説明する。
仕事を辞めた鬱病患者の支援も始まっている。再就職支援に特化した施設「ハビトゥス市ケ谷」(新宿区)はグループワークを行い、患者同士が悩みや目標を共有し、再就職を目指す。求職中の鬱病の患者は、病気を隠して就職活動を行うケースがほとんどのため、就職しても周囲の配慮が得られず、再発しやすいという問題がある。
施設を経営するリヴァの伊藤崇社長(34)は「鬱病の人はまじめで能力が高い人が多く、復職や就職できないのはもったいない。今後は、病気を開示しても就職できる企業が広がるように活動していきたい」と話している。
私が職場復帰を目指したやり方もこれに似ている。私の場合は、国が行なっている「職業基金訓練」に通学した事だ。半年間、朝から夕方まで週5日学校での授業があり、週5日だったので、仕事を始められるかどうかをこの学校通学出来るかどうかで判断しようと思った。最終的には、半年間無事に通学出来、資格も取れたので、職場復帰出来るという自信がついたので、就職できた。
欝が改善した時に必ず悩むのが「本当に働けるかどうか」だろう。不安であれば、こうした基金訓練を受講したり、短期のアルバイト等で、心身共に慣れさせていくのがよいと思う。「自分はもうだめだ」と諦めないことだろう。あなたを必要としている場所は必ずあるはずだ。
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三つの「あ」ですか。。。
焦ってる、後戻りしている、諦めてる、やばい今の自分三拍子揃っています。